2020/11/07(土)チーム

2020シーズン最終戦セレモニーを開催!熱い応援ありがとうございました!

11月7日(土)楽天生命パーク宮城で行われた埼玉西武戦をもちまして、楽天イーグルスは2020シーズンの全日程を終了いたしました。
今シーズンは、スタジアムではもちろん、スタジアムに来ることができない状況においても、スタジアムの外から、ご自宅から、熱い応援を届けていただき、誠にありがとうございました。

試合終了後には最終戦セレモニーを開催しました。シーズンを闘い抜いた選手のコメントと合わせてお届けいたします。

2020シーズン最終戦セレモニー

三木 肇 監督 ご挨拶

まずはじめに、このようにたくさんの楽天イーグルスファンの方々が、球場に足を運んでいただき、たくさんの応援をいただいたのですが、勝利をお見せすることができず、本当に申し訳ありません。

重ねまして、今日球場に来ていただきました楽天イーグルスファンの皆さまはじめ、全国の楽天イーグルスファンの皆さまに、今シーズンたくさんの応援をいただきまして、本当にありがとうございました。

今シーズンは、新型コロナウイルスの影響もあり、開幕が遅れ、お客さんがゼロ、無観客の試合からスタートするシーズンとなりました。
球場に行けない、声を出して応援ができないなど、いろいろ制限がかかる状況の中で、皆さまの熱い応援というのは、本当に心強く大きな支えとなりました。

優勝、CS進出というところに向けて、選手が皆、最後の最後まであきらめずに闘ってくれたのですが、いろいろ力及ばず4位という成績に終わってしまいました。本当に申し訳ございません。

昨日、渡辺直人の言葉にもありましたが、「強くなる。いろいろな部分で強くなっていく。」また、「これだけのあたたかい楽天イーグルスファンの期待に応えるべく、どうしていくか。」大きなテーマだと思います。
チームが前進していくためにも、楽天イーグルスファンの皆さまの支え、大きな力というものは必要不可欠でございます。

これからも、楽天イーグルスのこと、よろしくお願いいたします。

最後になりますが、改めまして今シーズン、あたたかいたくさんの熱い応援をどうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

2020シーズンの闘いを終えて

則本選手

記者:
まずは、1年間お疲れ様でした。チームにとって、今年はどんなシーズンだったか、選手会長としてどんな思いだったかお聞かせください。
則本選手:
コロナの影響で、練習も中々できない状況で始まり、怪我人が多く出ることもなく、チームとして120試合やりきることができたのは良かったです。成績としては納得いくものではなく、悔しいシーズンでした。
記者:
チームとして、高い目標を目指していたが、4位に終わった結果はいかがでしょうか。
則本選手:
チームメイトは、やれることをし、自分の仕事をしていた選手は多かったです。
自分は、足を引っ張っていたところが多く、申し訳ない気持ちです。(チームを)引っ張っていかないといけない選手が、仕事をできないとこういった結果になってしまう。自分自身も、自分に情けなさがあります。
今年は取り返せないので、来年はしっかりフルで戦いたいです。
記者:
(則本選手は)毎年上を目指す為に、いろいろな挑戦をしてきていますが、今年はどんなテーマを目指して、その結果はいかがでしたか。
則本選手:
結果として今年の成績を見て、失敗とは言えないが、自分が期待していたものではなかったです。首脳陣が期待していたもの(結果)ではないし、チームメイトが期待していたもの(結果)ではないし、楽天イーグルスファンの皆さんが期待していた成績ではなかったです。
今年1年間やってきたことは、自分としては成功ではなかったと思います。その中でも、いいもところもあったので、それを継続して出せるようにしたいです。
今年チャレンジしてきた事、新たに取り入れたトレーニングも継続し、これまで続けてきた事も大事な事だと改めて再確認できました。これまでやってきた事、新たに取り組んだ事を合わせて、いいパフォーマンスを出せるようにしていきたいと思います。
記者:
いいところもあったとのことですが、来期に繋がる手応えを教えてください。
則本選手:
試合の中で勝ちはつかなかったが、シーズン終盤の方の試合は納得のいくボールや、精度を出せていたと思います。それを(来シーズンの)開幕から出せればもっといい成績を残せると思うし、成績を出していくことが一番難しいですね。
今年は、いろいろな勉強ができたと思うし、悔しさや、不甲斐なさ、情けなさを噛み締めて、土台にし、来シーズン以降やっていきたいと思います。
記者:
三振をたくさんとる場合、打たせて取る場合とで、長いイニングで試合をつくる、2つのバランスはどこにありますか。
則本選手:
試合に臨んだ結果なので、その試合の結果と言うより、トレーニングのパフォーマンスを出していく上での基礎でもありました。フォームの中で出力の出し方や、いいものが見つける事ができ、今年チャレンジした中で、改めて今までやってきた事の重要性が分かりました。自分のたりないところもあったので(今までのことと)ミックスをすればいいものになると思います。
記者:
来シーズンはどんな投球を見せたいですか。
則本選手:
自分が得意としてるものを、まず見つめ直し、自分の良さを消さないように、実践していくことがベストです。しっかりと腕を振って、自分の持っているもの全てで相手打者を抑えていく。投球数を少しでも多くし、とにかく勝たないといけないので、勝っていけるようになっていきたいと思います。
記者:
来シーズンのチームの目標はなんですか。
則本選手:
今年優勝すると言い、キャンプインし、シーズン終わって4位。ここ数年、悔しい思いしかしていないので、とにかく優勝したいですね。選手、首脳陣、裏方さん、楽天イーグルスのファンの皆さんが笑顔で終えれるシーズンにしたいです。

浅村選手

記者:
今シーズンは4位でシーズンを終えることになりました。チームの順位の受け止めはいかがですか。
浅村選手:
結果がすべての世界で優勝目指してやってきましたけど、なかなかうまくいかず、本当に悔しいシーズンになりましたし、そこをしっかり受け止めて、来年はリベンジしたいなと思います。
記者:
ご自身の成績(打率2割8分、打点104、本塁打32)についてはいかがですか。
浅村選手:
今年は、去年もそうですけど、(好不調の)波がかなりあったシーズンでした。
自分の中ではもっとチームのために良い成績を残したいという気持ちでやっていましたが、そういうところ(波があったところ)は自分のレベル不足だなと思います。
記者:
今年は新型コロナウイルスもあり難しいシーズンのスタートになったと思いますが、コロナの影響はいかがでしたか。
浅村選手:
もちろんそういう意味では難しいシーズンになりましたけど、そのことを言っても仕方ないし、(その条件は)楽天だけじゃなく、どのチームも影響を受けてなかなかうまく調整できないシーズンだったので、そこは言い訳にはできないです。
その中でも福岡ソフトバンクは圧倒的に勝って優勝されましたので、難しいシーズンでしたけど、なんとか福岡ソフトバンクを倒さないとこれから先も強くなっていかないと感じました。
記者:
現状、ホームランがリーグトップというところにいます。タイトルに手をかけていることについてはいかがですか。
浅村選手:
タイトルの中で自分に一番縁のないタイトルだと思ってこの12年間やってきましたので、それが、今年はタイトル争いまでできているというのは、ホームランに関しては自分を褒めてあげたいなと思いますね。
記者:
移籍1年目から2年目になりましたが心境やプレーへの変化などはいかがですか。
浅村選手:
本当にやりやすい(チーム)ですし、気持ち的にも去年よりは楽に挑めたのですけど、そういう中で自分に期待してキャリアハイを目指してやろうと思っていたのですが、それでもなかなか上手くいかず、もっとレベルアップしないとなと改めて思ったシーズンになりました。
記者:
今シーズン、印象に残った試合はありますか。
浅村選手:
やっぱり渡辺直人選手の(引退)試合ですね。直近、というのもあるのですけど、やっぱり渡辺直人選手の試合が今年に関しては一番印象深い試合になりました。
記者:
渡辺直人選手の引退試合が終わったあとなど、渡辺直人選手から声をかけられたなどはありましたか。
浅村選手:
声をかけられたというのは特にないですが、お疲れ様と言わせていただきましたし、今日も試合が終わったあと、「一年間お疲れ様」と渡辺直人選手から言っていただきました。
やっぱり自分の中では大きな存在でしたので、なんとか渡辺直人選手のために優勝して、良い花道を作ってあげたかったのですが、それができなかったので残念です。
記者:
福岡ソフトバンクとの差はどういうところにあると感じますか。
浅村選手:
すべてじゃないですかね。いろいろなところでやっぱり、試合をやっていても、強いなと思いますし、ピッチャーが良いから、バッターが良いからとかだけじゃなくていろいろな役割を各々が分かってやっていると感じています。
記者:
今シーズンの収穫と来シーズンへの課題を教えてください。
浅村選手:
ほとんど課題ですね・・・。(好不調の)波もあるし、もっとできるって自分の中では思ってやってるのですけど、なかなかうまくいかず、本当に、バッティングは改めてもっとスキルアップしないと難しいなと今年は思いました。
記者:
来シーズンに向けて、数字や目標を教えてください。
浅村選手:
今終わってすぐ、なかなか(目標は)言えないのですけど、とにかくずっと試合に出続けるということは毎年目標にしていますし、今年もなんとかそれはクリアできたので、来年もまずは全試合出るということかなと思います。
成績の方は、まずはゆっくり体を休めて、反省しながら考えていきたいと思います。
記者:
楽天イーグルスファンへメッセージをお願いします。
浅村選手:
開幕当初、無観客で始まって、改めて楽天イーグルスファンの人たちの声援の偉大さというか、(応援の)力をもらっていたのだなと感じました。
来年は楽天イーグルスファンの人たちのために勝っていけるように、優勝できるように、自分も成長できるように、頑張っていきたいと思います。

鈴木選手

記者:
無観客・6月開幕異例づくしのシーズンを終えた率直な思いをお聞かせください。
鈴木選手:
本当にいろいろありすぎて...優勝できず、CS進出も叶わず、悔しい思いがありますが、あっと言う間のシーズンでした。
記者:
FA移籍1年目ということで重圧もあったと思いますが、いかがですか。
鈴木選手:
キャンプが始まってから、今日シーズンが終わるまで、不安な毎日でした。
勉強できたことはたくさんありましたし、うまく言葉で言い表せないですが、すべてが、これから一生、自分にとっての良い経験になったと思います。
記者:
個人成績を振り返ると、打率ではキャリアハイの成績でした。そこについてはいかがですか。
鈴木選手:
(キャリアハイの成績は)率直にうれしいですが、チームが大事な時期に調子を落としてしまったので、もっともっと頑張らなきゃいけないという思いがあります。まだシーズンが終わったばかりなので、(成績については)よかったと感じる部分があります。
記者:
打撃については手応えを感じたシーズンでしたか。
鈴木選手:
いい調子を続けられている時期もあったし、何をやってもうまくいかない時期もあり、1年間闘うということは改めて難しいと感じました。その中で楽天イーグルスのために頑張ろうと思って、いろいろ考えながら、コーチの方、裏方の方に練習を手伝ってもらったりと、本当に濃いシーズンを過ごしたと思います。
記者:
今シーズンは移籍一年目ということで、例年とは精神的に違うと感じましたか。
鈴木選手:
いや、どのシーズンでも常に不安な思いはあります。ただ、新しいチームということで、周りの人の思い、自分の思いはもちろんあり、何とかいいシーズンにしたいとやってきた中で、どんなによい成績を残しても不安は感じていました。そういう意味では、今日シーズンを終え、そういった不安・重圧が一回リセットされたかなと思います。
記者:
鈴木選手が感じた、チームが来季を闘う上での収穫はありますでしょうか。
鈴木選手:
僕が評価するのは難しいですが、選手ひとりひとりの課題があると思いますし、僕も課題がはっきりしていると思います。
今年は福岡ソフトバンクが優勝して、やはりあのチームを叩かないと優勝はないと改めて思いました。
オフは長いようで短く、すぐにキャンプインしてシーズン開幕となっていくと思いますので、しっかりといろいろ考えながらオフを過ごし、リベンジしたいと思います。
記者:
印象に残った場面、プレーはなんでしょうか。
鈴木選手:
有観客になって初めて仙台で試合をしたときに、決勝タイムリーを打って、ヒーローになることができたことです。それまでも楽天生命パーク宮城で試合をしていましたが、ずっと無観客でしたので、初めて(仙台の)お客さんの前で試合をしたことは、一生忘れることはない思い出になる瞬間でした。
記者:
プロ野球選手として、楽天イーグルスファンの力を感じたシーズンでしたか。
鈴木選手:
感じました。無観客で試合をするのはすごく難しさを感じましたし、お客さんの前で試合をするのはやっぱりいいなと思いました。それでもまだ、応援してはいけない、声を出してはいけないと、制限がかかっていて、お客さんもすごく我慢をしてくれていると思いますが、僕らももっと、応援、声援の中で試合をしたいと思いましたし、そういった中で試合ができることはすごく幸せだと気付かされました。
来年はそういった良いシーズンになればよいと思いました。
記者:
来年は優勝したいという思いが強くなりましたでしょうか。
鈴木選手:
僕らは今日シーズンを終えましたが、これからCSや日本シリーズを闘うチームがある。そういうことを(当事者ではなく)映像などで知ることになるというのは、これから悔しさが出てくると思います。千葉ロッテ時代から、一番最後(日本シリーズ)まで野球がやりたいという思いは常に持っているので、忘れることなく、来年の今頃、楽天イーグルスが試合をできるように僕もがんばりますし、力になれるように今からやれることをやっていきたいです。
記者:
最後に楽天イーグルスファンにメッセージをお願いします。
鈴木選手:
新しい場所(楽天イーグルス)で野球をやらせてもらえることになり、(楽天イーグルスファンの方に)どういう風に迎えてもらえるかなと不安に思っていましたが、楽天イーグルスファンの方も、球団の方もあたたかい人ばかりで、その期待に応えることができたかはわかりませんが、1年間こうしてグラウンドに立ち続けることができたのは僕もうれしいです。それは僕だけの力ではなかったので、(楽天イーグルスファンの方には)来年はもっと自身のパフォーマンスで感動を与えたいですし、最後(日本シリーズ)まで野球ができるように頑張りたいと思います。 本当にこの1年間ありがとうございました。

涌井選手

記者:
今シーズンチームとしては4位という結果になりましたが、この結果率直にどのように受け止めていますか。
涌井選手:
率直に言うと、最初滑り出しが良かっただけにチームとしてはもったいない1年だったなと思います。
記者:
ご自身としては移籍1年目となりましたが、20試合に登板して11勝4敗防御率3.60という数字でした。この成績というのはいかがですか。
涌井選手:
まあ最初の8連勝というのを考えると、最終的に11勝というのはちょっと少なかったなというのはあります。
記者:
現状としてまだ福岡ソフトバンクなど試合が残っているチームもありますが、リーグ1位の11勝というところ、最多勝がかなり近い位置にいるというのはどうのように受け止めていますか。
涌井選手:
まだ福岡ソフトバンクも1試合残っているので、千賀選手(福岡ソフトバンク)が投げるか投げないかわからないので、そこは終わってみないとわからないので。でも結果的にそういう争いができたのはいいことかなと思います。
記者:
今シーズン移籍1年目になりますが、昨シーズンからどんなところが良くなった部分だと思いますか。
涌井選手:
最初のほうに記者の人に聞かれて言っていたことが、マウンドでのストレスがなくなったということで。投げ方もある程度いい状態をキープすることができていたので。後半ちょっと体調の面からフォームが崩れたりして打たれ出しましたけど、改善すべきところは分かっているので。それをこのオフでしっかり疲れをとって、また来年も1年間しっかり(今シーズンの)最初のような活躍をできればいいなと思います。
記者:
今おっしゃっていたストレスがなくなったという部分ですが、3チーム目の移籍でストレスもあったと思いますが、その中でストレスがなかったというのはどういったところが良かったのでしょうか。
涌井選手:
ただ投げることに関するストレスなので、マウンド上でいろいろ考えることがなくなったというのが。それがストレスのことなので。別に移籍どうこうというのは全然関係ないです。
記者:
今シーズンのゲームの中で最も印象に残ったゲームを教えてください。
涌井選手:
印象に残ったのは、楽天イーグルスにきて初登板の試合ですかね。先制されましたけど浅村選手がホームランを打ってくれて逆転してもらえて、初登板で勝てたというのが1番波に乗れた要因というか。あそこでもし負けていたりしたらそのあとちょっと戸惑ったりしたのではないですかね。
記者:
今シーズンのピッチングの中で、ご自身が手応えをつかんだゲームというのがあれば教えてください。
涌井選手:
今年はいいなと思ったのが、オープン戦の時ですかね。3月に東京ドームで投げた時に、丸選手(巨人)を空振りにとったストレート。その時は全然手応えを感じていなかったんですけど、人を介していろいろ聞いたところ、まっすぐのベース上での速さというかそういうのがわかったので、ある程度今年はできるんじゃないかなというのはそこで思いました。
記者:
今年は開幕が遅れまして、コロナの影響というのがあったと思うのですが、1年改めて終わってみてその影響というのはいかがでしたか。
涌井選手:
そういうのはそこまで感じてないですね。選手自体は成績を残してる人は残しているので別に関係ないのではないかなと思います。
記者:
今シーズンの涌井選手の中での収穫と来シーズンに向けての1番の課題というのを教えていただけますか。
涌井選手:
収穫はストレートが戻ってきたということで、改善すべき点はさっきも言ったように9月、10月とピッチングが良くなかったので、1年間しっかりちゃんとしたピッチングができるようにすることだと思います。
記者:
最後の登板の日はCS進出が結果的になくなる試合ということになってしまいましたが、その辺りの悔しさというのはいかがでしょうか。
涌井選手:
それはもちろん。だいたい負けた試合は(悔しいと)思うので。別にあの試合はCSがなくなったということですけど、他の試合で勝てていればそういうことはなかったので。そこだけにフォーカスしなくてもいいのではないかなと思います。
記者:
来シーズンへの意気込みを教えてください。
涌井選手:
戦力的には本当に福岡ソフトバンクや上位のチームに劣らない戦力だと思っているので。たぶん個人個人がしっかり思っていると思うので、自分としてはある程度1年ローテーションを守ることができたので来年はカード頭で投げられるようにしたいと思います。
記者:
(来シーズンの)数字的な部分での目標はいかがでしょうか。
涌井選手:
それは始まってみないと、こういうことがあるかもしれないのでなんとも言えないので。でも1年間しっかりやり切ることだと思います。
記者:
最後になりますが、東北の楽天イーグルスファンのあたたかさを涌井選手も(東北に)来られて感じる部分があると思いますが、改めて楽天イーグルスファンの方へメッセージをお願いします。
涌井選手:
1年間応援ありがとうございました。今年は4位でしたが来年は優勝できるように頑張っていきたいと思います。

小深田選手

記者:
プロとしての1年目が終わりました。振り返ってみていかがですか。
小深田選手:
全部が初めての経験で、はじめはちょっとしんどかったのですが、やっていくうちに少ずつ慣れてきて終わってみれば、早かったような気も、長かったような気もします。
記者:
収穫はありましたか。
小深田選手:
シーズン途中からスタメンで出してもらえるようになって、(試合に)出たのは100試合くらいでしたが、ケガがなく1年やれたのはよかったです。
記者:
ご自身の成績をどう振り返りますか。
小深田選手:
打つ方は自分が思っていた以上に打つことができたと思います。
盗塁の数は、(打順)一番として試合に出してもらっていたので、もう少し盗塁を決めれるように来年はしないといけないなと思っています。
記者:
少し物足りなかったという盗塁の数について、伸ばすために強化しないといけないポイントはどこでしょうか。
小深田選手:
やっぱりスタートを切る速さもそうですし、帰塁するときの速さ、スライディングの速さなど、色々課題はたくさんあります。
記者:
打率も2割9分に迫る数字でした。率直にこの数字はどう思いますか。
小深田選手:
そうですね、よく打てたかなと思います。
記者:
打撃について、シーズン後半に徐々に向上した、数字が上がっていった理由を教えていただけますか。
小深田選手:
一番は、逆方向へのヒットというのが途中からたくさん出るようになって、そういうところでやっぱりボールの見極めや、追い込まれてもファウルで粘れるというのが少しずつできるようになったのが一番成長したところかなと思います。
記者:
逆方向というのはおそらく社会人でもやっていたと思いますが、プロの世界でも大事なことでしょうか。
小深田選手:
そうですね。どちらかというと今までの僕のヒットパターンは、一、二塁間を抜くヒットが多かったのですが、三遊間を抜くようなヒットを打てるようになって、少しずつプロの球にも対応できるようになったのが良かったと思います。
記者:
二遊間を組むことが多かった浅村選手から学んだことはありますか。
小深田選手:
ゲッツーをとってからの速さなどを学びました。浅村選手もそうですし、ファーストを守ってくれている銀次選手や鈴木選手にもカバーしてもらってすごく助かりました。
記者:
今後は全体を通してどんなところを高めていきたいですか。
小深田選手:
守備は、エラーのほとんどがスローイングのエラーだったので、スローイングの精度を来年に向けて高められるようにしたいと思います。
記者:
そして1年目が全て終わり、新人王のタイトルを待つ時間が始まりますが、今どんなお気持ちですか。
小深田選手:
そうですね、やっぱり平良選手(埼玉西武)の成績がすごいので・・・(しばらく間をおいて笑顔で)今は、はい、もう待つだけです。
記者:
1年目の達成感はすごかったのではと思いますが、改めていかがですか。
小深田選手:
1年間、一軍で戦力に少しはなれたと思うので達成感はあります。
記者:
来シーズンの目標で考えていることがあれば教えてください。
小深田選手:
課題がしっかりわかってきているので、その課題をしっかり直していけるように。
そして三拍子が求められていると思うので、全部レベルアップしたいと思います。
記者:
楽天イーグルスファンの皆さんにメッセージをお願いします。
小深田選手:
1年間応援ありがとうございました。
優勝はできませんでしたが、また来年も優勝を目指して頑張るので、来年も応援よろしくお願いします。