2020/11/07(土)チーム

久保 裕也選手 引退記者会見

11月7日(土)、今シーズン限りで引退を表明した久保 裕也選手の引退会見を行いました。
なお、久保選手ご本人の意向により、引退試合は行いません。
引退セレモニーの日程等は、後日改めて球団WEBサイトでご案内いたします。

久保 裕也選手 引退記者会見

久保 裕也選手 挨拶

まずはじめに、このような場を設けていただきまして本当にありがとうございます。
私、久保裕也は、18年間の現役生活を終え、引退することを決意しました。
イーグルスに来て4年間、思いっきり野球を楽しむことができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
いろいろな思い出がありますけれど、18年間、野球を楽しむことができて幸せだったと思います。
本当にありがとうございました。

一問一答

記者:
引退を決断するに至る経緯、思いの変化や、決断したタイミングをお聞かせください。
久保選手:
今シーズンを振り返ったときに、なかなか結果を出せずに自分の力の衰えを感じました。
球団と話しをさせていただき、自分の力の限界を伝えて、引退することを決めました。
記者:
引退について、誰かに相談しましたか。
久保選手:
楽天イーグルスに入団を決めたときに、楽天イーグルスを最後の球団にすると決めてずっとプレーしてきましたので、迷うことはなく、(自分で)引退を決めました。
記者:
楽天イーグルスには入団テストを経て入団されました。その球団で引退する心境をお聞かせください。
久保選手:
巨人から野球人生がスタートし、戦力外、手術を経験しました。
いろいろなことがあって横浜DeNAにお世話になることになり、何も失うことはないと思って1年間思い切ってやりました。
それでもまだ野球をやりたいという想いを諦めきれなくて、(入団テストを受け)楽天イーグルスに入りました。
(戦力外となり)「失うものはない」と思って横浜DeNAで1年間プレーしましたが、楽天イーグルスに移籍してからは、それよりもさらに上の、「もう野球を失ってもかまわない」と思えるようになりました。
そこから野球に対してより真剣に取り組むことができましたし、後輩たちと野球について話せることが、ものすごく楽しくて、楽天イーグルスに来て本当に良かったと思っています。
記者:
今シーズン(中継ぎとして5試合に登板 1勝をあげた)の結果を振り返るといかがでしたか。
久保選手:
結果を残せたかというと、僕の中ではまったくチームに貢献できなかったので申し訳なかったと思います。
まだまだ、もっとこういう風にやれたのではないか、と振り返ればいろいろありますが、そこは自分の力不足で、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。
記者:
ご自身のプロ野球生活を振り返って、一番の思い出をお聞かせください。
久保選手:
やはりプロ初登板とプロ初先発ですかね。
初先発の日は、緊張というよりワクワクのほうが強くて、こうしよう、ああしようと考えると夜は全然寝れなくて、試合中結構眠かったんですけど(笑顔)。
めいいっぱい腕を振れましたし、印象に残っています。
記者:
応援してくれたファンの方に伝えたいことはありますでしょうか。
久保選手:
多くの人に支えられて、良いときも悪い時も声援をおくっていただきました。
街で見かけても声をかけていただいたり、ファンの方には感謝しています。
マウンドにあがったときは大きな声援を送っていただいて、勇気づけられました。
本当に感謝したいです。
記者:
(渡辺直人選手を始め)同世代の選手の中でも長く現役を続けられました。同世代の選手に対しての想いをお聞かせください。
久保選手:
同期にはレベルの高い選手がいっぱいいましたし、年を重ねるにつれて(現役選手は)少なくなってきましたが、それでもやっぱり僕の中では友人であり、ライバルであり、尊敬する同級生が多かったので、良い仲間に、良い世代に生まれてきたんだなと思います。
記者:
今後についてお聞かせください。
久保選手:
今後はしばらくゆっくりさせてもらって、家族とじっくり話し合って決めたいと思います。