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東北楽天の茂木が、10月5日に始まるソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでの活躍を期す。「出られるのであれば、全力を尽くしたい」。今季終盤で先発を外れた悔しさをぶつける。
29日、仙台市の楽天生命パーク宮城であった全体練習。打席の茂木は一球一球、バットを力強く振った。
「あ、ない」。2季ぶりのCS進出を決めた24日のソフトバンク戦。茂木は久しぶりに先発を外れた。事前に首脳陣からの説明はない。「ショックだった。俺は何をやっているんだろう」。出番のないまま、本拠地での大一番は終わった。
3割超の打率は、8月に入って下降線をたどった。9月の月間打率は、わずか1割6分7厘。下位打線に下がっても状態は上がらなかった。「(CSが決まった24日の欠場は)勝つための選択だった」。平石監督は険しい表情で振り返る。
「今も調子は良くない」と言う茂木だが、もちろん、このまま終わるつもりはない。「ソフトバンクは走攻守でレベルが高い。後ろの投手がいいので、先発がマウンドにいるうちに点を取りたい」と勝利へのイメージを膨らませる。
「1年を通して1軍にいられることはなかったから、長いシーズンだったと感じる。もう少し踏ん張れたらいい成績を残せたと思う」。悔いを残しつつ「プロは試合に出てなんぼ」と、気持ちは切り替えている。雪辱するべく茂木の戦いが、間もなく始まる。(狭間優作)
2019年09月30日月曜日