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大歓声の中、東北楽天の松井ががっくりと肩を落とした。延長十回2死一、二塁。西武の4番中村に初球の真ん中高めのチェンジアップを左翼線に運ばれた。「松井はうちの抑え。使わない手はなかった。こればかりはしょうがない」。平石監督は声を振り絞った。
「最後打たれてしまったのは良くないが、秋山さん(八戸大出)に打たれたのが一番悪かった」。十回にマウンドに上がった松井が悔やむのは、先頭金子侑を三振に仕留め、1死を奪った直後。「イニングをまたぐことが頭に入ってしまった。余力を残すわけではないが、簡単に打ち取ろうとしてしまった」という。
続く秋山に外角低めのスライダーを簡単に中前に運ばれた。犠打と四球で好機を広げられ、殊勲打を許した。
先発菅原が制球に苦しみ、三回途中で降板したことが最後に重くのしかかった。森山投手コーチは「前日に投げたハーマンを連投させるわけにはいかなかった。松井には2イニング投げる予定で準備してもらった」。結果的に投手陣の厳しいやりくりが勝負を分けた。
8月の延長戦は7度目。これまで5勝2分けと無敗だったが、初めて黒星を喫した。「目の前の試合に全力を尽くす」と平石監督。西武に3連敗は何としても避けたい。(狭間優作)
2019年08月25日日曜日