このサイトは管理人である伴野貴之が楽天イーグルスに関する記録を残しています。楽天イーグルス!ファイト!
「投げられる喜びを感じながら投球できた」。七回途中1失点の力投で約1カ月ぶりの白星をつかんだ東北楽天の先発則本昂はお立ち台で充実した表情を浮かべた。
立ち上がりから150キロ前後の球威のある直球がコーナーに決まった。四回までは安打を許さず、1四球のみと抜群の安定感だった。五回に先頭中村奨に初安打を許したが、レアードを冷静に遊ゴロ併殺打に仕留めた。
七回2死一塁、レア−ドを迎え、疲れが見え始めたとの首脳陣の判断で降板。2番手ブセニッツが適時打を許し、則本昂に1失点が付いたが、エースの名にふさわしい堂々とした投球内容だった。
7月上旬に1軍復帰後も思うような投球はできていなかった。前回(今月14日)のソフトバンク戦は4回6失点と打ち込まれた。投げる際に体が大きく開きがちになり球が高めに浮いて痛打された。
この1週間でフォームを見直し「バランスを修正でき、いい結果につながった。無駄のない形で投げられた」。この日見せた直球の制球力向上に結び付いた。
負ければ約3カ月ぶりの借金生活に陥る危機を救った右腕は「勝てたのは大きかった」。平石監督も「マウンドの振る舞い、姿はエースらしかった」とたたえた。(伊藤卓哉)
2019年08月22日木曜日