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劣勢だった試合を変えたのは主砲の一振りだった。東北楽天は2−4の七回に浅村の中越え2ランで試合を振り出しに戻し、延長12回を戦い切った。今季最長の5時間15分の激戦に平石監督は「序盤から苦しい展開だったが、よく追い付いてくれた」と語った。
豪快な一発だった。七回2死二塁で浅村が打席へ。日本ハム4番手堀の甘く入ったスライダーを中堅スタンドに運んだ。10日のオリックス戦以来、無安打だった浅村。久しぶりの安打が価値ある一発となり「後ろにつなぐ意識だった。追い付けてホッとしたし、自分としても楽になった」と振り返った。
この勢いで一気に勝ち越したかったが、打線は八回以降、得点圏で一打が出なかった。九回は太田の左翼線二塁打を皮切りに1死満塁の絶好機をつくったが、続くブラッシュ、銀次が空振り三振。十二回も2死から連打で一、二塁としたが、得点圏打率5割超えの渡辺佳が左邪飛に倒れた。
この引き分けで単独3位には踏みとどまり、2位西武とのゲーム差は2となった。しかし、4位以下の3チームが3ゲーム差以内にいる混戦状態は変わらない。20日からの敵地での6連戦が今季の重要な局面になる。
(丹野大)
2019年08月19日月曜日