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東北楽天の先発藤平の4カ月ぶりの1軍マウンドは収穫と課題がくっきりと出る結果となった。
立ち上がりは、2軍で自身の投球に向き合ってきた成果を存分に発揮した。最速147キロの直球は伸びがあり、スライダー、フォークボールには抜群の切れがあった。二回まで走者を一人も許さず、りんとしたマウンドさばきは次世代エースの風格すら漂わせた。
暗転したのは三回。先頭井上に甘く入ったフォークボールを左中間へ運ばれる先制弾を浴びた。「2軍ではミスショットしてくれていた球。1軍ではそうはいかない」と悔やんだ。
四回は先頭マーティンが放った右中間への浅い飛球を右翼手渡辺佳が見失い二塁打に。さらに内野安打と死球で無死満塁とされ、角中と井上に犠飛を許した。打ち取った打球がアウトにならない不運な面もあったが「先発はここで三振を取るなどして抑えないといけなかった」と反省した。
五回には三木に左越えソロを浴び、四死球を出して力尽きた。五回途中6失点の結果に悔しさをにじませながら、「自分でもいけると思えるボールはあった。次のチャンスがあれば、しっかり0点で抑えることにこだわりたい」。3年目右腕は手応えを感じつつ出直しを誓った。(伊藤卓哉)
2019年08月06日火曜日