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天敵右腕攻略の口火を切ったのは、チャンスに強い新人だった。東北楽天打線は渡辺佳の先制打を皮切りに、ロッテ先発二木から序盤に5点を奪った。平石監督は「よく割り切って打ってくれた」とたたえた。
二回1死二塁で回ってきた渡辺佳。二木の決め球のフォークボール対策で、いつもより投手寄りに立った。1ボールからそのフォークボールではなく、低めの直球を中前にはじき返し、チームに貴重な先制点をもたらした。渡辺佳は「前に立てば、すごいフォークボールが普通になる。結果的に低めの直球を打てたのは、打席の位置を工夫したから」と語った。
二木には今季、3試合で防御率0.92と抑えられていた。途中まで軌道が変わらない直球とフォークボールのコンビネーションを打ちあぐねていた。
この日は渡辺佳を筆頭に、堀内、島内、銀次と4人の左打者が高い集中力で序盤から適時打や本塁打を浴びせた。金森打撃チーフコーチは「これまではファウルとなり捉え切れなかったが、今回は一発で仕留められたのが大きい」と振り返った。
ロッテには今季5勝8敗1分けで、本拠地に限れば4敗1分けと勝てていなかった。「カード初戦は取りたいと思っていた」と指揮官。この勢いで、相性が悪い相手に借りを返していきたい。(丹野大)
2019年08月03日土曜日