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先発の則本昂が踏ん張り切れなかった。
打線が勝ち越した直後の七回、先頭の4番中田は1ボール1ストライクから力のこもった150キロ超の直球を4球続け、遊ゴロに打ち取った。
だが、本当のヤマ場はここからだった。渡辺、石井の連続二塁打で1失点。続く宇佐見には2ストライクからのフォークボールを左前にはじき返され、あっという間に追い付かれた。
1死一塁となり、ハーマンに後を託したが、代打谷口に勝ち越し二塁打を浴びる。結局、則本昂が七回途中4失点で負け投手に。2敗目を喫した右腕は「取ってもらった後なので、ちゃんと抑えたかった。申し訳ない」と厳しい表情だった。
苦しみながらも試合をつくっていただけにもったいなかった。細かい制球が定まらず、三回までに62球を要した。四〜六回は三者凡退にしのぎ、立ち直ったかのように見えたのだが。
伊藤投手チーフコーチは「序盤は抜けた球が多く、上体も突っ込んでいた。七回は勝ち越してもらって気持ちが入り、空回りしてしまったのかな」とかばった。
「途中から修正してくれたが、七回が悔やまれる」と平石監督。連日の接戦で終盤に勝ち越していただけに、手痛い敗戦となった。(丹野大)
2019年08月01日木曜日