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東北楽天の先発則本昂は一回の1失点に泣き今季初黒星を喫した。
「前回より腕も振れていた。直球、変化球の精度も良かった」。今季2度目の登板はほぼ完璧な内容だった。7回を投げてわずか1安打。最速153キロの直球を軸に、切れのあるスライダー、フォークボールでオリックス打線から9三振を奪った。
ただ不運だった。一回、先頭福田をこの試合唯一の安打となる遊撃内野安打で出塁させ、犠打で1死二塁。続く中川の遊ゴロで三塁に向かった二走福田を刺そうと茂木が三塁へ送球。タイミングはアウトだったが、三塁手ウィーラーがタッチできず(記録は遊野選)、一、三塁となり吉田正に先制の中犠飛を許した。
二回以降は一人の走者も許さず、則本昂も「自分の仕事ができた」と自信を持っていただけに、惜しまれる失点だった。
オリックスの先発山岡とのエース対決に敗れ「完敗です」と唇をかんだ右腕に対し、平石監督は「負けを付けてしまい申し訳ない」と頭を下げた。その上で「変な力みもなく前回登板よりも良かった。言うことがない」と賛辞を贈った。
敗れはしたものの、則本昂の完全復活を予感させる力投は、後半戦に巻き返しを図るチームの明るい材料となりそうだ。(伊藤卓哉)
2019年07月17日水曜日