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「失投だった。(負けは)僕の責任」。東北楽天の岸が一発に屈した。0−0の七回1死満塁、主砲デスパイネが放った中越えへ大きな弧を描く打球をぼうぜんと見送るしかなかった。
一回以外は毎回走者を背負いながら、コースを突く直球や曲がりの大きいカーブなどで要所を締めた。ソフトバンクの先発和田との投げ合いにも「楽しかったし、うれしい気持ちもあった」。マウンドでの充実感も感じていた。
だが、100球を超えてから臨んだ七回のマウンドで捕まった。1死から明石、福田に連打を浴び、グラシアルを四球で歩かせて、この日初めて三塁まで走者を進めた。
続くデスパイネには2ボール2ストライクから甘く入った直球をフルスイングされた。痛恨の一球に「与えても1点くらいという気持ちで投げていた。最悪の結果だった」と後悔を隠さなかった。
岸は左太もものけがから復帰して2連勝した後は3連敗と波に乗れない状況が続いている。「結局、あそこで粘れないようであれば勝てないですよ」と自らを責めた。
平石監督は「岸は立ち上がりから特別いいわけではなかったが、修正してよく頑張ってくれた。打線が援護してやれなかった」と右腕をかばった。(伊藤卓哉)
2019年07月04日木曜日