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球宴前の前半戦最後となる首位攻防戦の初戦は手痛い敗戦となった。
八回に銀次の右越え2ランで6−5と逆転し、その裏5番手ブセニッツがマウンドに上がった。守護神松井へのつなぎ役を託された右腕が誤算だった。
先頭高谷を右前打で出塁させ、1死後、牧原、福田の連打で満塁とされた。続く打者は、この試合既に4打点を挙げているグラシアル。外角高めの直球を右前へ逆転の2点打を決められ、デスパイネには右犠飛を許した。4安打と犠飛はいずれも自慢の直球を打たれたが、訳がある。緩急を付けるためのカーブの精度が悪く、直球頼みの配球となり相手打線に狙われた。ブセニッツは「(カーブが)決まっていればこのような結果にはならなかったと思う」と落胆の表情を見せた。
6月28日のロッテ戦でも4−2の八回に登板し、中村奨に2ランを浴びている。この時は雨の影響でマウンドがぬかるんでいたことも影響していた。2試合連続での乱調に、伊藤投手チーフコーチは「前回やられたイメージが頭の中に残っているのかもしれない」と推し量る。
先発陣は岸、塩見が加わり、2軍調整中の則本昂も復帰間近と好材料がそろう。リーグトップの24セーブを挙げる松井へとつなぐ「勝利の方程式」が難問となっている。(伊藤卓哉)
2019年07月03日水曜日