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2軍戦で則本昂実戦復帰 力のある投球充実感漂わす

巨人との2軍戦で今季初の実戦登板を果たした東北楽天・則本昂

 楽天生命パーク宮城で20日に行われたイースタン・リーグ、東北楽天−巨人で、3月11日に右肘のクリーニング手術を受けた東北楽天の則本昂が今季初の実戦登板を果たした。腰痛の影響で今月7日に出場選手登録を外れていた嶋も「7番・捕手」で先発、実戦復帰した。
 則本昂は約8カ月ぶりに実戦のマウンドに上がった。先発し、3回計36球を投げ2安打1失点の内容に「まずは予定通り3イニングを投げられたので良かった。投げる喜びを感じた」と充実感を漂わせた。
 メスを入れてから3カ月とは思えないような力のある投球だった。直球の最速は152キロ。4奪三振のうち三つを最後は直球で決めた。それでも「直球はまだまだ課題がある。切れ、精度がいまひとつ」と満足していなかった。
 二回には和田に外角高めに浮いた149キロの直球を右越えソロとされた。「復帰戦はゼロに抑えたかったが、痛いパンチを食らった。投球フォームをもっと安定させる必要がある」と強調した。
 一方、変化球は手応えをつかんだ。スライダー、フォークボール、カーブ、チェンジアップの全球種を投げ「制球良く空振りも奪えた」と納得の表情だ。
 報告を受けた平石監督は「順調にきているので無理だけはさせたくない。1軍復帰に向けては今後の状態を見ながらベストな方法を取りたい」と語った。
 則本昂は「早く戻ってチームの力になりたいし、多くのファンの前で投げたい気持ちはあるが、慌てずに少しずつ状態を上げたい」と気を引き締めた。(狭間優作)


2019年06月21日金曜日