伴野貴之の楽天イーグルスファイト!!


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4年目堀内、増す存在感 6月は7試合に先発出場 配球研究し「勝てる捕手に」

5日の巨人戦で9回の攻撃を三者凡退に抑え、松井(左)とほっとした表情を見せる堀内=楽天生命パーク宮城

 東北楽天の捕手陣で堀内が存在感を増している。6月は8試合中7試合で先発出場。コンディション不良の正捕手嶋の穴を埋めている。高卒4年目の22歳は「目指すのは勝てる捕手。打撃でも信頼を勝ち取っていきたい」と意気込む。
 昨季は12試合の出場だったが、今季は5月19日のロッテ戦に「9番」で初先発出場して以降、既に13試合でマスクをかぶっている。
 配球はその日の状態のいい球種を軸に組み立て、投手の調子と打者が嫌がる球のバランスを意識する。要求した球種に首を振られることもあるが、ベンチに戻った際にコミュニケーションを深めて成長の糧にしている。
 堀内は「(投手には)自分の意図を説明して振り返るようにしている。投手の疲れがたまってくる試合終盤や、接戦での救援陣をどうリードするかが課題」と語る。
 打撃では勝負強さが光る。打率は1割3分9厘と低いが、5月26日のオリックス戦で逆転の2点打を打った。6月2日のソフトバンク戦でも右翼線への2点二塁打を放った。それでも「タイムリーはたまたま。チャンスメークや小技ができるようにならないとレギュラーになれない」と満足はしていない。
 光山1軍バッテリー兼守備作戦コーチは「相手打線対策を熱心に勉強し、試合中も打者の雰囲気を感じ取れるようになってきている」と評価。「捕る、止める、投げるといった捕手の基本動作や打撃を高めていってほしい」とさらなる成長を期待する。(丹野大)


2019年06月11日火曜日